モデルを美しく撮影する方法

撮影会で、胸より上を撮影する「バストアップ」のポーズは、胸より上、顔のアップ、顔の一部のアップを撮影した写真など、さまざまな種類があります。

顔を撮影するということは、はっきりと表情が写されるだけでなく、内面に秘められた美しさや魅力、人柄まで表されることになります。撮影のコンセプトによって、表情も変える必要がありますが、基本的には、自然とわずかに微笑む「モナリザの微笑み」を心がけましょう。リラックスした状態で撮影会に臨めば、とても良い表情ができるはずです。

バストアップのカメラアングルは、モデルの正面からと斜め前から行います。斜め前から撮影した方が、顔の彫がはっきりとし立体的で美しく見えます。

モデルは、一般的には、カメラの方に目線を送りますが、わざとそらして別の方向を見つめる場合もあります。また、基本的に、にこりと笑った表情をしますが、いろいろな演技をしたり、無表情で表したりすることもあります。

背筋をピンと伸ばし、胸を前方に突き出した姿勢は、胸を大きく見せ、とても魅力的に写すことができます。モデルは、胸が手などで隠れてないようにしてください。

アップに撮影するので、ヘアメイクがとても重要になります。撮影のコンセプトなどによって、自分らしさを表現できるヘアメイクをしましょう。

撮影会でモデルと初対面の場合は、どんな表情やポーズをしてほしいかを、事前に話し合うことができるとより良い撮影ができると思います。