モデルを美しく撮影する方法

撮影会で、モデルが行う「全身のポーズ」は、立った状態とイスに座る状態があります。また、寝転んたポーズもあります。

基本的に、モデルの立ったポーズでは、真正面の方を向いて、手を胴体に引っ付けるだけの姿勢や、仁王立ちの姿勢にならないようにしましょう。カメラに向かって、少し斜めに向いた方が美しく写ります。このとき、カメラマンはモデルの腰と膝の中間くらいにあたる低い位置から撮影すると、足がより長く、顔も小さく写すことができます。

モデルの全身を撮影する場合、特に大切なのは姿勢なので、モデルはピンと背筋を伸ばして、肩を後方へ開きましょう。足については、座ったポーズで組んでみたり、立ったときは足先がT字になるようにしてみたり、さまざまな変化をつけましょう。中には、足をわざと大きく開き、誘惑するようなポーズもあります。手については、自然に伸ばしたり、体の一部へ添えたり、近くにあるものにかけたりして、変化をつけましょう。

全身のポーズのバリエーションは、とても多くあります。撮影会に慣れたモデルは、自分から自由に動いてポーズをとり、撮影会に臨んでいます。要するに、同じポーズばかりするのではなくて、多くのポーズにどんどん挑戦して、自分らしさを演出することが大切なのです。モデルが多くのポーズの種類を知らないと、撮影会にはなりません。そのため、撮影会に出演するモデルは、女性誌や男性誌などでたくさんポーズの練習をして、自分らしさを表現できるようにしましょう。